いろんなメソッドや情報を詰めすぎない
この記事では、“情報だけはいっぱい持っているけど、PMSやPMDDが実際改善していきづらい方”にありがちなことをお伝えしたいと思います。
「PMSやPMDDを改善したい!」
「早くこんな自分から脱したい!」
という焦りや不安の思いが、情報だけをいろいろと集めさせてしまうことがあります。
焦りや不安が根底にあるとき、人は許容範囲や安全地帯を超えがちです。
まだ一度に処理出来る心身の準備ができていないまま、色々なメソッドを頭に取り入れ過ぎてしまうと、焦点が絞られず結果が得られにくかったり、大事な肝の部分を見失って、「手段が目的」になりやすいです。
不安や焦りあると、とにかく「改善に向かっている行動をしている自分」がいることで、安心したかったりします。(実際改善してきているかは関係なく)
つまり安心したいから、自分にOKを出したいから、が動機になってしまっています。
(それが良くないことではないのですが、改善しないグルグルに陥りやすいかもしれません)
「頭でわかっている」のと、その状態に「なる」はちょっと違うのですが、「早く改善した私になりたい」が“欲”のようになってしまうと、なんの過程も行動も無く「なった自分」にいきなりなりたくて仕方なくなるんです。
※上で言う欲とは『改善した私=良い私』『改善してない私=だめな私』という偏った観念から出るもののこと
そういう場合は、まずは自分の気持ちとじっくり向き合い、溜まっている感情を出していくことに付き合っていくことが先になります。
大体出し終わると、少し落ち着いてきます。
カウンセリングにはそういったことを促す作用もあるのです。
もちろん、ご自身だけでやって頂くのも素晴らしいことです。
こういった類いのことには、近道を探そうと思わないことと、いつ改善するかにフォーカスしないことが良いと、経験上思います。
すると、自分では予想できない時に「気づいたら改善に向っていたな」「振り返ってみれば、あれがポイントだったんだ」という発見があったりします。
計画やコントロール外のものに身を委ねると進むこともあります。
そしてそのように委ねるには、焦りや不安を軽減しておくのが良いのです。
実際の近道は、いろんな方法を詰め込みすぎずに、①まずは感情への対応→②的を絞った改善への行動。
これの繰り返しだと思います。
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