【PMS・PMDD/私の履歴①】トゲトゲだった20代から
今回は、私の過去のPMS・PMDDに気づいたきっかけや症状、気持ちについて一部お話したいと思います。(分割してお届けしたいと思います。)
初めからだと、どこからどう説明して良いのか分からなくて長くなってしまいそうなので、PMSの症状が確実に出ていた20代半ばからのお話をします。
○20代半ばまで(独身)
・気持ち
高校卒業後、進学のために県外に出て、色々あって地元に帰って来た20代の私は、仕事もいくつか変えつつも、取りあえず生きることをしながら、どうして世の中と私は合わないのだろうという気持ちで疲れていました。
※ちなみに、私が「物事の本質や真理、普遍的なもの、エッセンス部分」に興味を持って深く探求しようという意識で生きることになったのは、こういった「社会や身近な人間関係と自分とのミスマッチ」を幼少期からずっと感じていて、うわべではないものに価値を感じていたからでした。
・症状
PMSの症状はありましたが、15年ほど前の当時は、そういった単語は病院でも聞くことはできませんでした。
なので自分でもPMSだという認識は無く、なんだかやたら疲れや眠気、だるさが酷い日が時々あるな、くらいの認識でした。
そういった時に「疲れた」とよく口にして、専業主婦の母に「私が何も仕事をしてないと責められているようだ」とイラつかれたりもしました。(それは母自身の中に専業主婦である後ろめたさがあったからなのですが)
そして、精神症状が出ることもよくありました。(このときは気づきませんでしたがPMDDでした)
強いイライラ、深い不安、言われた言葉の何かにやたら引っかかってしまう、感情の起伏が大きくなる、感情のコントロールが難しくなる、などです。
さらに、いつもよりぼーっとしているのに神経が過敏になるという矛盾や、本心と異なる表情が作りにくいなどの、精神と肉体のあわせ技のようなものもありました。
職場って色んな人が関わるので、いちいち自分の機嫌や体調不良を出して衝突したり滞ったりしないよう、無意識に「いつも通り」を装うもので、そういった症状があっても「カバー」のようなものをかけて繕っていたように思います。
あまり深く関わらない関係性の人には隠すことも出来るんですね。どっと疲れますが。
※そしてここからは、私のそういった生理前の症状を「トゲ」と表現させて下さい。
そうして、PMSという自覚はないまま、外では気を付けてカバーをかけて(車にかけるカバーのようなもので)衝突をしのいでいる状態でした。
でもトゲは存在しているし、月経前はコントロールが及ばないこともあり、トゲがカバーを突き破って出てくることもありました。
そんな時に人間関係に問題が出たり、自分で自分が嫌になったりして落ち込むという悪循環も発生していました。
でも、それもいっときだけということでしたし、どうして良いか何なのかわからないまま、成すすべもなく放置状態でした。
○20代半ばくらい(独身)
・気持ちや症状は変わらず
今の夫となる人と結婚を前提に付き合っていた頃、やはりPMSの症状は相変わらず出ていました。
それでだいぶ夫は困っていたようです。
これほど時々感情の起伏が激しくなる女性とプライベートで接したことはなかった為、どうしていいか、解決法はあるのか分からなくて途方に暮れることもあったと思います。
症状が出ていないときとのギャップの大きさも、さらに夫を混乱させる要因となりました。
本人も自分の症状が何なのか自覚していない、病院でも言及されないので、相当参っていたと思います。
時々けんかや主張もしつつ、お互いに相手を大切に思い、結婚したい意思はあったので、結婚しました。
症状の出ていない時の私を見て、本質を信じてくれていたのです。
そして、動きが見られたのは結婚後でした。
○結婚後〜
・気持ち
お互いに理解出来ない部分はありながらも、一緒に居てくれて理解しようとはしてくれるパートナーを得たことで、ほんの少し気持ちに余裕が出たかもしれません。
・症状
身体の症状は、時々だるさと眠気があり、こんなものだという諦めがあり、放置気味に。
そして反比例するように精神症状の方をどうにかしたいと思うようになってきました。
そんな中で、夫が密かに本を買って学ぼうとしてくれていました。
夫は、私の症状が月経前に出てくることを確信していたそうで、やっと関連本が世に出てきた頃に本屋さんで見つけたそうです。
そしてそれを私に見せ、「あなたの症状はPMSかもしれない」と決定的な言葉をくれました。
そこから改善に向けてスタートし始めました。
まずは自覚することで改善は始まるということを身をもって知った時でした。
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ちょっと長いので、今日はここまでにいたします。
長い文章を読んでくださり、ありがとうございます。よろしければ、これからの続編もご覧いただければと思います。
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