「本当の自分」とは?見つけるポイント【自己欺瞞】
私は、「本当の自分」「自分らしく」という言葉をたびたび使っていますが、それってどういうことなのか、よくわからないという方もいらっしゃると思います。
今回はそれを見つける私なりの「ポイント」のようなものをお伝えしたいと思います。
●結論から言うと、それは「自己欺瞞が無い状態」です。
(少なくとも私はそう考えています。)
自己欺瞞:自分で自分の心を欺(あざむ)くこと。本心と違うことを知りながら、それを無理矢理、自分で正当化してしまうこと。
例えば
・(本当はこんなことしたくない)
→(でもそうしないと自分の立場が無くなっちゃう)
→自分がこうしなきゃならないのは〇〇さんが▲▲だからだ(私は悪くない)としてしまう
・(本当はよく不安になってすぐ心配してしまう)
→(こんな自分は認められないし、周りにもそう思われたくない)
→「自分は心配しないタイプ。悩みも無い。全然気にしない人なんだよね」と公言して振る舞ってしまう
・(働きたくないな)
→働かない
→「自分が働かないのは働ける環境にいないからだ。働きたいのに働けていないだけなんだ」と決着してしまう
※( )内が本心です。
☆ここで注釈を入れたいのですが
自己欺瞞が無い状態になろうとしてよく陥る思い違いに、「本心と違う行動をしてはいけないと思ってしまう」というものがありますが、そうではないのです。
自己欺瞞と、それが無い状態との違いは、まずは自分の本心を認めているか、または認めないまでも、「自分はそう思っているんだな」と眺められるかどうか、無理矢理捻じ曲げていないかどうかなんです。
なので、「自己欺瞞のない状態」を上の例でいうと
・(働きたくないな)
→働かない(私は働きたくないから働かないんだ)
だったり
・(働きたくないな)
→働く(私は働きたくないと思っているけど、生活のために働いている)
だったりです
どちらも「働きたくないな」という気持ちをそのまま認めています。
自己欺瞞を繰り返しても別に良いのですが、やっぱり辛いですし、いずれはいろんな形で本音の自分と向き合う機会がやって来ます。
私自身もそうでしたし、カウンセリングを受けて下さる方にも、自己欺瞞をしているパターンが見られることがしばしばあります。
そのひとつとして、PMSやPMDDという形で出てくるのだと思います。
「自分の本心に気づいて!楽になろうよ」という自分からのアピールです。
上手く説明出来ていたかわかりませんが、伝わったなら嬉しいです。
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